RSS|archives|admin

スポンサーサイト

--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


Category:スポンサー広告 | Comment(-) | Trackback(-) | top↑ |

高機動型女優・若尾文子

2010.02.14 Sun
 若尾文子は、つくづく勘の良い器用なひとだと思う。演技そのもの以外のちょっとした動作に、生来の身体操作の巧みさ、といったようなものを感じるのだ。たとえば増村保造監督作品「赤い天使」での、歩兵銃を撃つ場面。土のうに銃身を置き発射、敵から目をそらさず銃を据えたまま槓桿をすばやく操作し排莢と次弾の装填をおこなう。この一連の動作のよどみのなさは実に美しい。男の役者でも銃の操作が下手な人はいるのに、すごいよ若尾さん。
 他の作品でも、たとえば、

  • 「祇園囃子」 くるくると家事にいそしむ姿
  • 「青空娘」 卓球でスマッシュを決める(相手は川崎敬三。)その腕の振りの早さ
  • 「あなたと私の合言葉 さようなら、今日は」 マッチを取ってガスコンロに火をつけるまでの手の流れ
 
などなど、なんてことはないが「ああ美しい動作だなあ」とおもわず見とれるシーンがある。自然で美しい身体の使い方と言えば良いか、ともかくそれも若尾さんの魅力の大きな要素だと。あ、まあ少なくともわたしにとってはだが。

 ところで、このブログのタイトルですが、これは「赤い天使」での若尾さんの名ゼリフから頂戴しました。増村・若尾タッグの作品は「えらいもん見たなあ!」と驚嘆してしまうものばかりですが、「赤い天使」はそのなかでも特に強烈な一本でした。若尾さんは「西さくら」という従軍看護婦を演じており、濃紺の制服(作品はモノクロなので画面上では黒く見えますことをお断りしておきます)を凛々しく着こなして素敵。一人称が「西」なのもまた素敵。「西のいちばん恐れることは、軍医殿と別々のところで死ぬことです」ちくしょううらやましいぞ芦田伸介(軍医・岡部)。


Theme:俳優・女優 | Genre:映画 |
Category:若尾さん | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |
<<年上の人 美しすぎる / 吉田基已「夏の前日」 | HOME |

はじめまして

ブログタイトルいいですねー

涙が出るくらい・・(笑)

最近、若尾文子=増村、川島作品を何本か観て
「赤い天使」は何が良かったんだろうと考えてたんだけど・・
上手いこと言いますねー。

戦場なんか似つかわしくない若尾文子が
外でドンパチ殺し合ってる中で、まったく違う戦いを戦ってる。
若尾文子じゃなきゃあ出来ない戦いを・・

「西が勝ちました」
若尾には似合わないセリフだけど・・  感動的に響きます。

丸い口にポンとくわえる煙草の吸い方やビールの飲み方
今ちょっと思いつかないけど、そういう仕草好きです。
v6i3.wA6 | クエスト | URL | 2010.02.15(Mon) 21:50:47 | [EDIT] | top↑ |

ありがとうございます。

はじめまして、ようこそ。
つたない感想文をお読みいただき、ありがとうございます。

「外でドンパチ殺し合ってる中で、まったく違う戦いを戦ってる。」

そうそう、そうなんですよ。まるで、捨身行のような……。

若尾さんの「ビールの飲み方」でわたしも、ああそういえば、と思い当たるシーンがありました。「やっちゃ場の女」で、市場近くの立ち飲みでコップ酒をぐッとあおり仕事にいくラストシーンです。飲み方からその後の立ち去る姿まで、力みの無い美しさが素敵でした。
nVpprKDk | 十五榴 | URL | 2010.02.15(Mon) 22:19:29 | [EDIT] | top↑ |

name
title
mail
url

[     ]
Trackback URL
http://howitzer96.blog68.fc2.com/tb.php/2-b6b556ef

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。