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「青空娘」、ポニーテールはふり向かない(大映つながりで)。

2010.05.28 Fri
 ずいぶんほったらかしにしておりました。なーにどうせだれも来ちゃおらんだろ、と思いつつ久しぶりにログを見たら驚いた! 来てくれてるんだ……で、お運びくださった方々は、ほとんど「若尾文子 ソフトバンク」でググっておいでだったのです。すみません、こんなしょうもないブログをつかませてしまって。お詫びにもなりませんが、若尾さん映画の感想文をひさびさに上げます。お題は現代の(といっても昭和三十二年ですが)シンデレラ物語、「青空娘」でございます。

 継母や義理の兄弟たちに女中あつかいされ、狭い納戸の様な部屋をあてがわれ、その部屋でめざめた翌朝に空を仰ぎ「青空さん、こんにちは!」と笑顔をうかべる若尾さん。もう、萌えを通り越して、蕩れ。蕩れ! とれ! 魔女先生。いやそんなものはない。とまれ、なんという強さ、かわいらしさ。自分の境遇を嘆かず、誰をもうらやまず、堂々と胸をはって生きていく主人公の姿に見蕩れます。蕩れ蕩れぴちぴちカニ料理。

 監督はあの増村保造先生なわけですが、ぽんぽんと小気味よいセリフのやりとりと、モタモタしたところのないスピーディーな演出が爽快。話の道具立てを見れば、湿り気が多くなりそうなんだが、そこをカラリと仕上げた増村監督の手腕と才気に感服しました。なかでも、主人公・有子と実母の再会シーン。普通それなりの劇伴でしんみり盛り上げるところだが、ここでのBGMはとなりの宴会場から聞こえてくる「炭坑節」。そ、そうきますか、スゴイッすね。なんというか、作品全体に社会や家庭の風通しの悪い部分をドカンと蹴りやぶるような、そんな勢いが満ちている。この勢いは最後まで衰えず、一見いちばん優しそうで物分かりの良さそうな父に愛ある叱責を加える有子。加えて、継母や義理の兄弟に向けた優しい心遣いにほろりとさせられる。どこまでカッコいいのかしらねぇこの娘ったら。

 そうそう、ミヤコ蝶々を忘れてはいけない。あのいけすかないやつらばかりの家で唯一、有子の味方をしてくれる女中さんを演じて、これまた素敵に納得なキャスティングだった。
 
 いやあ、それにしてもほんとうにかわいいよなあ、若尾さん。白いブラウス、朱色のスカートというコーディネイトにポニーテール。若尾さんがポニーテールですよ、えッ、あなた。

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再会、母よ… 若尾文子、ソフトバンクのCMに。

2010.03.07 Sun
 三月五日放送分の「ひだまりスケッチ×☆☆☆」をだらりだらりと観ていたら、ソフトバンクのCMに若尾文子さんが登場した。おおうと驚き座りなおす。なんと、北大路欣也犬の母上は犬ではなく、若尾さんだったのか。……若尾さん、上がり框に座る姿が美しいなあ。
 それにしても、なぜ若尾さんがキャスティングされたのだろう。

北大路欣也犬の実家は一乗谷

一乗谷は越前

越前と言えば竹人形

「越前竹人形」原作:水上勉、監督:吉村公三郎、主演:若尾文子

 ……と、愚考する次第。
 とっつぱれっこ。


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高機動型女優・若尾文子

2010.02.14 Sun
 若尾文子は、つくづく勘の良い器用なひとだと思う。演技そのもの以外のちょっとした動作に、生来の身体操作の巧みさ、といったようなものを感じるのだ。たとえば増村保造監督作品「赤い天使」での、歩兵銃を撃つ場面。土のうに銃身を置き発射、敵から目をそらさず銃を据えたまま槓桿をすばやく操作し排莢と次弾の装填をおこなう。この一連の動作のよどみのなさは実に美しい。男の役者でも銃の操作が下手な人はいるのに、すごいよ若尾さん。
 他の作品でも、たとえば、

  • 「祇園囃子」 くるくると家事にいそしむ姿
  • 「青空娘」 卓球でスマッシュを決める(相手は川崎敬三。)その腕の振りの早さ
  • 「あなたと私の合言葉 さようなら、今日は」 マッチを取ってガスコンロに火をつけるまでの手の流れ
 
などなど、なんてことはないが「ああ美しい動作だなあ」とおもわず見とれるシーンがある。自然で美しい身体の使い方と言えば良いか、ともかくそれも若尾さんの魅力の大きな要素だと。あ、まあ少なくともわたしにとってはだが。

 ところで、このブログのタイトルですが、これは「赤い天使」での若尾さんの名ゼリフから頂戴しました。増村・若尾タッグの作品は「えらいもん見たなあ!」と驚嘆してしまうものばかりですが、「赤い天使」はそのなかでも特に強烈な一本でした。若尾さんは「西さくら」という従軍看護婦を演じており、濃紺の制服(作品はモノクロなので画面上では黒く見えますことをお断りしておきます)を凛々しく着こなして素敵。一人称が「西」なのもまた素敵。「西のいちばん恐れることは、軍医殿と別々のところで死ぬことです」ちくしょううらやましいぞ芦田伸介(軍医・岡部)。


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